スマホで撮った写真はキレイなのに、すっぴんだと自信が持てなくなる肌トラブルは、なんといっても「ニキビ」ではないでしょうか。ポチッと出るし、色もあるし、メイクで隠すとなお悪化をしたりと困ってしまいますよね。ニキビ肌の原因と日々のスキンケアやテクニックをご紹介します。
目次
■ニキビの状態と原因
ニキビは毛穴の入り口に皮脂や老廃物が詰まり、アクネ菌などの細菌によってできる炎症のことです。ニキビの段階は色味の状態であらわれます。
・ニキビの症状
コメド:皮脂や角質が詰まった初期のニキビ (閉鎖面皰)白ニキビ:毛穴の角質層が厚くなり、毛包内にたまった脂肪が白く見える状態。(コメドと白ニキビはほぼ同じで呼び方が違うようです)
赤ニキビ:皮脂の分解成分(遊離脂肪酸など)によって赤く腫れた状態のニキビ。
黒ニキビ:毛穴の入り口で皮脂や古い角質が酸化している状態。 ブラックコメド(開放面皰)。
黄ニキビ:ブドウ球菌により毛包近くの真皮まで化膿し、黄色く腫れた状態。化膿しているニキビは触らずに、皮膚科で診てもらいましょう。
・ニキビが出来る原因
成長の過程でホルモン分泌が活発になるとともに皮脂分泌も増えてきます。皮脂汚れに雑菌が付くとニキビになります。若い時代にできるニキビを「思春期ニキビ」といい、ほとんどの方が20代中盤には落ち着いてきます。大人になってからのニキビは、「吹き出物」または思春期に対して「大人ニキビ」と呼ばれています。
ストレスやホルモンの乱れ、内臓のトラブル、コレステロール過多、自律神経の乱れ、生活習慣などでできます。ニキビは生理前にはあごにできやすく、肝機能が悪いと口の周り、ストレスだとおでこにできやすくなります。
■ニキビ肌の洗顔
ニキビ肌ケアの心がけとして、は「常に清潔にすること」があります。お札やスマホにも雑菌があるので、日頃から手も洗うようにしましょう。では、ニキビ肌に合った洗顔をご紹介します。
・水洗顔
ニキビが気になるときは「水洗顔をこまめに」することが大切です。外からの雑菌やアクネ菌などの繁殖を防ぐことで、ニキビが育つのを防ぎましょう。
・泡洗顔
ゴシゴシこすった洗顔では摩擦で表皮のキメが乱れてしまいます。また洗顔料が皮膚に残るとニキビは悪化するので、必ず「泡洗顔」にしましょう。「泡立てネット」を使用、または泡になって出てくるタイプだと楽ですね。シュワシュワと毛穴を開くので、深部の汚れや角栓の黒ずみがキレイになります。
・清潔なタオル
タオルでの雑菌の繁殖力は猛烈です。少しでも匂ったらもうそこは雑菌だらけ。せっかく清潔に顔を洗ったのだから、タオルも清潔なものを使いましょう。できれば柔軟剤もない、よくすすがれたタオルが望ましいです。
・洗いすぎに注意
実はニキビがあるからといって洗い過ぎは、NGなんです。皮脂を奪い過ぎるほど一日に何度も洗顔をすると、逆効果です。皮膚が失った肌の油分を補おうと、過剰な皮脂分泌をしてしまうのです。
基本はこまめな水洗顔で、泡洗顔は朝、夕の2回までにとどめましょう。「カサついているのにニキビ」がある方は、洗顔のし過ぎが原因かもしれません。
■ニキビ肌のスキンケア
キメが整っている状態は、肌の水分と油分のバランスも整っています。でもニキビがある方は水分より皮脂が多いので、化粧水で水分をしっかり補い保湿のバランスをとる必要があります。
化粧品選びですが、ニキビがあるときはなるべく肌の負担になるものは避け、無添加のものが望ましいです。鉱物油フリー、パラベンフリー、合成着色料フリー、香料フリー、石油系界面活性剤フリーなどです。アルコールは殺菌効果のほかさっぱりとした使い心地でいいのですが、アルコールフリーの方が刺激がありません。
◎化粧水と乳液
化粧水は必須で潤すための化粧水のほかに「収れん化粧水」があると便利です。開いた毛穴を引き締めるので、ニキビの悪化を防ぎメイクの持ちも良くなります。「Tゾーン」のベタつきをサッと拭いたり、おでこや小鼻に収れん化粧水を浸したコットンを置いてパックをしましょう。
顔全体をローションマスクで潤すことも、皮脂過多の肌改善になります。ローションマスクは長時間すると肌の水分も蒸発するので、10分以内がベストです。化粧水の後に、油分のクリームや乳液は忘れずつけましょう。大人ニキビの方はクリームでもいいのですが、ニキビの皮脂が多いときは乳液がおススメです。
乳液は頬や目元、あごからつけ、おでこ、小鼻には手に余った乳液を塗るとちょうどいい分量になります。配合成分には「グリチルリチン酸」など抗炎症作用のものや、ニキビ跡にも効くビタミンC誘導体配合のものがおススメです。
◎クレンジング
ニキビ肌のクレンジングには「オイルタイプのものはNG」です。皮脂を除去し過ぎるため、それを補おうと皮脂が過剰に分泌されるからです。ジェルタイプが肌に優しく向いています。中でも「ホットクレンジング」といった温感タイプのものは、毛穴を開いてから深部のメイク汚れをオフするので最適です。
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マナラ『ホットクレンジングゲル』は、ポツポツ毛穴の大きな原因である乾燥から根本ケアしてくれる商品です。温かくて気持ちい洗い心地♡毛穴の奥の汚れまでとってスッキリします。91.4%も配合された美容液成分がハリや透明感のある肌へと導いてくれます。650万本売れていて、かなりのヒット商品。
ぬるま湯でよくすすいだ後、開いた毛穴を水や収れん化粧水で引き締めてください。
◎ピーリングで表皮をなめらかに
新陳代謝が低くなるとターンオーバーのサイクルが乱れ、表皮の古くなった角質がうまくはがれません。洗顔で落ちなかった角質が厚くなって残り、毛穴を塞ぐ原因にもなります。ザラザラした感触になり、毛穴の黒ずみが気になったらピーリングの出番です。
ピーリングで角栓や余分な皮脂、古い角質を除去することで、ニキビのできにくい肌質に変えていきましょう。週1回~2週に1回くらいが目安です。AHA(リンゴ酸、グリコール酸、乳酸など)や酵素配合(リパーゼ、パパインなど)のものが人気です。
「ジェルタイプ」は、洗顔後肌になじませ、指の腹でくるくるとマッサージをします。すると表皮の古い角質が消しゴムのかすのように取れてきます。
水で洗い流せば、毛穴の黒ずみやくすみが改善され肌がワントーン明るくなります。
またざらつきが減り、スベスベとした感触になってきます。ピーリングの際は、目元の皮膚は薄いので、避けてくださいね。「洗顔料」にピーリング成分が入っているときは、週1とは限らず回数や使用方法を守ってください。そのまま洗い流せるのでとても楽です。
皮脂過多で肌が酸化している方は、pHを整える「ピーリングローション」を使用するといいでしょう。ふき取りタイプの化粧水で、弱アルカリ、グリコール酸など、いろいろなタイプが市販されています。
ふき取るとコットンにうっすら黒い汚れがつきます。ただピリピリとした使用感があったら、刺激が強いというサインなので中止してください。
ピーリングをした後の肌はデリケートになっているので、保湿を念入りにしましょう。表皮の角質がピーリングによってなだらかになると、見た目もキレイになります。
※白ニキビ、黒ニキビの方は負担を感じなければ大丈夫ですが、赤ニキビなど炎症のある方はピーリングはお休みしてください。
◎クレイパック&炭酸泡パック
ニキビ防止や毛穴が気になる方は肌の掃除ができるパックがおススメです。ただしピールオフタイプは、はがす際皮膚を傷つけるのでNGです。おススメは、汚れを吸着させるクレンジング効果の高いクレイパックや炭酸パックです。
・クレイパック
世界の地層から採取した泥や粘土を使用したパックです。ミネラル豊富なうえに、泥で汚れを吸着させて除去します。モロッコで産出される「ガスール」はミネラル、マグネシウムが豊かに含まれる粘土です。美容効果があるので、昔から顔だけでなく髪やボディにも使われていました。そのほか、日本の炭を混ぜた泥パックなども好評です。
・炭酸泡パック
炭酸ガスを使って泡を発生させたパックです。炭酸泡で毛穴奥の古い角質や老廃物を除去するだけでなく、血行促進作用があります。肌細胞が活性化し、肌が若返りターンオーバーがスムーズになります。
アンチエイジング効果も高く、キメを整え透明感のある肌質が期待できます。パックのし過ぎは避けて、週に1~2回程度するといいでしょう。
【ニキビの原因】とキレイ肌になれる@基本のスキンケアまとめ
いかがでしたか。ニキビは毛穴から分泌される皮脂や老廃物なので、初期の段階で速やかに「排出」することが大切です。早めのケアでニキビの悪化を防ぎましょう。至近距離でも安心なすっぴん美肌になってくださいね。