「興味があったので肌断食をはじめてみたものの効果が出ず、不安になってしまった。」こういう悩みがある女性は最近増えてきていますよね。私自身も肌断食を2年実践しました。その経験談を交えながら、肌断食とどう付き合っていくかをお教えいたします。まだまだ勉強中の身ではありますが、2年間で培った知識や経験を元に少しでも肌断食で悩んでいらっしゃる方々のお力になれればと思います。
日々の生活や食生活でお肌の調子はすぐ変わるので、肌断食を続けよう、とお考えの方は「無理は禁物」ということは頭に入れておいてくださいね。
目次
肌断食の基礎知識
肌断食とは、簡単に言うとお肌のダイエットです。ゆくゆくはこどもの頃のような安定したうるおい肌が手に入ります。個人差はありますがダメージを与えてしまう場合もあります。
世間ではたくさんの美容愛好者さんの様々な実体験や口コミが公開されていますが、こどものころのうるおい肌が手に入った! お肌にダメージを与えてしまった・・・。と両方の意見が乱立しているので
「結局のところ、肌断食ってどうやるのよ!!」
と、なってしまいます。実はお肌を休ませる方法には、いくつか種類があったり、事前に知っておいたほうがいいポイントがあります。肌断食に成功した方たちは、それをしっかり守っているから肌断食に成功しているのです。
完全な肌断食は水オンリーで洗顔し、洗顔後も何もつけないという方法になりますが、女性にとってはかなり冒険です。いきなり全部やめるのはちょっと勇気がいりますよね。
こどものころのピチピチ肌を手に入れよう!と肌断食をはじめたからといって、悩みがつきるわけではありません。それでは、肌断食に対する悩みとその対処方法についてみていきましょう。
肌断食の具体的な効果
先に、肌断食をするとどのような効果が得られるのか頭に入れておきましょう。
・自然ともっちり肌が得られる
肌断食を続けていくと、次第に肌の乾燥が減っていきます。強い洗顔で乾燥を招き、「こする」刺激を与えることがなくなることが大きいでしょう。
通常のスキンケアでは、化学物質のコラーゲンやセラミドを与えて保湿しますが、角質層が水分をしっかりたくわえられるようになると、肌の奥からしっとりふっくらになります。
・毛穴トラブルとはさようなら!
お肌の自然な皮脂調節が行われるようになると、毛穴がとってもキレイになります。
毛穴のヨレ、開き、黒ずみ、詰まり、ニキビなど、乾燥やアンバランスな皮脂量が原因の肌トラブルがなくなります。
肌のキメが整い、顔色が統一されて良くなるので、薄いメイクでもキレイに見えるようになるというのもとっても魅力的です。
肌断食でよくある悩み
肌断食をはじめてから細かいシワができました。このまま続けるか、はたしてやめるべきか・・・。
肌断食は全員の肌に絶対に合う方法というわけではありません。全員のライフスタイルが一緒というわけではないので、自己管理をしながら、長く、ゆる~くお付き合いするのがオススメです。
もともと水分を肌にためこみにくい組織をもって生まれた方、またお仕事などで紫外線にあたる機会が多い方は完璧な肌断食をするよりは、ワセリンを一日に数回塗ってあげる保湿をしながらの方がいいです。
肌断食をしてシワができてしまう原因は?
肌断食の方法のとおり、確かに化粧品をつけないことに越したことはありません。
化粧品の多くは界面活性剤や油分などが含まれ、それが細胞間脂質を溶けださせ、乾燥、バリア機能が落ちてしまい、シミやシワの発生を呼び起こすからです。
そして、化粧品を付けるという行為は、それだけ肌をこすったり刺激するなど肌に触れる回数が増えるため、角質層を痛めて薄くしてしまい、乾燥を招き、刺激に弱くすることでシミ、シワを招くという結果になります。肌断食は化粧品によるマイナス効果は避けられますが、プラスの効果は受けられません。
肌断食をしているからシワができてしまうの?
本来のアンチエイジングの決まりである「化粧水をつけて、乳液、クリームをたっぷり塗って保湿する」という方法ははたして、シミやシワ、たるみが改善できるのでしょうか?
答えはノーです。
というのは、化粧品を使っているうちはその感触やきれいに見せる効果である程度シワやたるみがごまかせるから。なので実際にシミやシワを改善しているということにはなりません。
どちらかと言うと、化粧品を使うことによって、肌にダメージを与え、シミやシワ、たるみを加速させてしまいます。
肌が生まれつき弱い人は肌荒れもしやすいので特に良く見ておかなければなりません。
保湿力抜群、水分を補おう、油分を補おうといったようなキャッチコピーをメディア・広告、街中でよく見られますが、クリームや油分をつけたところで肌自体が潤いを取り戻しシワが減ったり予防できたりする訳ではないのです。表面はしっとりしたような感覚はありますが、ベタついている状態といったほうがしっくりきます。これは油分によってベタついているだけですので、シワを改善しているわけではありません。
また、睡眠不足や体調不良も目付近のシワ、たるみの原因なのですが、筆者は化粧品をやめてから目元や口元がスッキリしました。化粧品を使うのは個人の自由ですが、デメリットが予想以上にたくさんあることも知っておいたほうがよいでしょう。
その上で、自分流の肌断食を身につけることができればベストです。
肌断食とは、今までのスキンケア方法から余計なものを減らそうという考え方
肌断食とは、今までのスキンケア方法や保湿方法、メイクから余計なものを引き算しよう、という考え方です。
その究極はメイクも含め、本当にスッピンでいることです。どうしたいのか?
肌を綺麗にしたいはずです。
肌断食は自ら肌を守る力があるなら意味がありますが、全くないのであれば、無防備状態となり乾燥の悪化によりシワ、シミ、たるみが増えることもあります。
オススメの改善方法
何もつけない肌断食より、肌への刺激を少なくする肌断食方法をオススメします。洗顔はぬるま湯でできるだけやさしく洗う、一日の肌に触れる回数をできるだけ減らす、メイクを落とすときの負担を減らす、メイクはできるだけうす塗りにする、肌断食は何も特殊な特別な方法ではありません。原則を言っているだけです。
もともとメイクアップは足りない部分を補うものなので、本当に必要だと感じる部分だけすればよいのです。
もしもこれでもうまくいかなければ、本来のスキンケアを見つめなおしてはいかがでしょうか?筆者ももともとファンデーション厚塗りのアイメイクがっつりタイプの人間でした。
しかし、どれだけ厚塗りしても毛穴の広がりはごまかせず、それをまたごまかすために厚塗りして・・・。といった負のスパイラルに陥り、これではいけないと感じ、自分の肌の現実と向き合い、肌断食をはじめました。
最初は本当になにもしないのが肌断食だと思い、まったく何もしませんでしたが、次第に本質に気づいていき、現在は秋冬の乾燥が激しい季節は化粧水を1日1回はしています。
自分なりの方法が見つかると、肌断食のストレスから抜け、幸せな毎日が訪れるようになります。
肌断食をはじめてから細かいシワが!続けるべき、やめるべき?まとめ
肌断食はお肌の調子や季節、外気温、それからもともと持っている肌質などいろいろな要素が関わってくるため、一概にベストな方法をあげることが難しいものです。しかし、だからこそ自分なりの肌断食法を見つけたら、確実にお肌の調子はぐんとよくなります。あなただけの肌断食が見つかることを願っています。