女性必見!鉄分不足の原因と解消法を教えます!
女性の皆さんは、健康診断などで「貧血」と言われた経験はありませんか?貧血は血液中のヘモグロビンという酸素を運ぶ成分が少なくなるために起こります。酸素が運べないため、体に酸素が十分に行き渡らない状態になります。俗にいう酸欠状態ですね。めまいや立ちくらみの原因になります。貧血は男性に少なく、女性に多い病気ですが、これはホルモンなどの違いも原因の一つですが、女性にダイエットをしている人が多いというのも原因です。無理なダイエットをしているために、ヘモグロビンを作るのに必要な「鉄分」が足りなくなり、貧血になってしまうのです。そこで、今回はダイエット中の方が陥りやすい鉄分不足を解消するための方法をご紹介します。
~目次~
【ひじきは鉄分が豊富?】
皆さんが鉄分をたくさん摂取しようとするならば、何を食べますか?レバーももちろん鉄分が多く含まれており貧血予防には最適な食品ですが、毎日レバーというわけにはいきませんよね。お値段もそこそこしますし。そこで。日常的に使いやすい食品としてはひじきが選択肢に入るでしょうか。お値段も安く、様々な料理に使いやすいひじきは、貧血の人の強い味方でした。しかし、現在ではそんなひじきの地位が揺らいでいます。食品成分表の改訂により、以前は100gあたり55mgあった鉄分が今回の成分表では6.2mgと、かなり少なくなってしまいました。理由はステンレス鍋の普及です。以前はひじきを作る際に、鉄鍋で煮沸されていましたが、昨今のステンレス鍋の普及により、ひじきをステンレス鍋で煮沸するのが一般的になってきました。鉄鍋で調理することでひじきに鉄分がうつっていたのです。ですから、ひじきを食べると貧血に良いというのは過去の遺物になってしまいました。
【鉄鍋を使おう】
ひじきに鉄分が多かったのは、鉄鍋で調理していたのが原因でした。つまり、普段の食生活で鉄鍋を使えば、より多く鉄分を摂取できるのです。ですから、普段の調理で鉄鍋を使ってみましょう。鉄鍋はかなり重いですし、油をなじませたりするなどの手入れも欠かせません。しかし、数年でテフロンがはがれてしまい、買い換えが必要になる鍋と違って、鉄鍋は一生使うことができます。焦げてしまっても直すことができます。この機会に購入してみてはいかがでしょうか。また、鉄鍋の恩恵をより効果的に受けるためには調理法にも注意が必要です。最も効果的に鉄分が摂取できる調理法は煮込み料理です。加熱する時間が長ければ長いほど鉄分は溶出します。ですから、煮込み料理のように長時間加熱する調理法が、鉄分をたくさんとるという観点からはおすすめできます。その際は、煮汁に鉄分が溶出していますので、カレーや煮込みハンバーグのように煮汁ごと食べることができる料理にするのが良いでしょう。
【ヘム鉄をとろう】
実際に、貧血を改善するためには鉄分の多い食品を摂取することも必要ですが、鉄分の量だけを基準にして食品を選ぶのはおすすめできません。鉄分の量以外にも注意すべき点があります。それはヘム鉄と非ヘム鉄といった食品に含まれる鉄分の状態です。ヘム鉄は二価鉄で、非ヘム鉄は三価鉄です。これは電子が1個多いか少ないかという一見少ししか違いがないようですが、その吸収力には大きな違いがあります。ヘム鉄は10-30%が吸収されますが、非ヘム鉄は5%程度しか吸収されません。ですから、できることならヘム鉄を食べるべきでしょう。ヘム鉄はレバーなどの動物性食品、非ヘム鉄はほうれん草などの植物性食品に含まれています。ですから、鉄分は動物性食品から摂取することが貧血予防の点からは重要です。具体的におすすめできる食品には、レバー、赤身肉、卵、かつお等も鉄分が多く含まれていおり、動物性の食品ですのでおすすめです。
【女性必見!鉄分不足の解消法まとめ】
ダイエット中の方は食事量が少なくなり、栄養不足に陥りがちです。特に、女性では鉄分の不足により貧血が起こりやすくなります。今回はその対策として、鉄鍋を使うこと、ヘム鉄の多く含まれる食品を選ぶこと、をご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください。