最近はコンビニでも健康食品を多く見かけるようになりました。忙しい現代人の食事に代わりになるとされる固形やゼリー状のバランス栄養食、野菜不足の方におすすめされる野菜ジュースなどは以前でも良く見かけていましたが、サプリメントなど以前では薬局でしか購入できなったような商品までコンビニに並ぶようになりました。
そんな健康になれそうな食品が多く手に入るコンビニですが、ダイエット中の方ならひときわ目につく商品があります。それは、糖質0や糖類0と表示されている商品です。これらは一見すると食べても太らなそうな印象を与えます。ダイエットでは毛嫌いされている糖質や糖類ですから、当然ですよね。しかし、これは果たしてそうなのでしょうか。本当に太らないのでしょうか。今回は、ダイエット中に気をつけたい糖類0と糖類0の表示について、ダイエットに効果的かどうかという観点でご紹介したいと思います。
目次
~目次~
【糖類ゼロについて】
*糖類0とは?
糖類とは、単糖類・二糖類の総称です。簡単にいいますと、ブドウ糖や砂糖などのことです。ですから、糖類0とは、ブドウ糖や砂糖などが含まれていない食品です (正確には全く含まれていないわけではありませんが、無視できる量です)。ですから、糖類0のコーヒーなどはブドウ糖や砂糖などの甘味量を使用していないということになります。
*ダイエットに効果的?
しかし、ブドウ糖や砂糖などを使用していないというだけで、他の甘味料を使用していることがあります。また、たんぱく質や脂質など他のエネルギー産生成分に関してはたくさん含まれている場合もあります。 従って、糖類0の商品がすなわちダイエットに効果的というわけではありません。但し、ブドウ糖や砂糖は、ダイエット中には避けたほうが良いので、それらがタップリと含まれている商品を飲食する位なら含まれていない商品を飲食した方がいくらかはマシかもしれません。
【糖質ゼロについて】
*糖質0とは?
糖質とは、先ほど紹介した糖類に、ご飯の主成分であるデンプンなどの多糖類を加えた物質の総称です。従って糖質0の場合では糖類も多糖類も含まれていません。
*ダイエットに効果的?
しかし、糖質0に関しても、たんぱく質や脂質など他のエネルギー産生成分に関しては含まれている可能性はありますので、いくら食べても太らない、というわけではありません。但し、最近流行しているダイエット法に、炭水化物ダイエットというものがありますよね。このダイエット法には糖質0の商品が最適です。
とういうのも、このダイエット法は炭水化物を一切摂取しないダイエット法として知られていますが、実は糖質を一切摂取しないダイエット法とも言えるのです。
このダイエット法の痩せるメカニズムは、血糖値を上げないことで、脂肪合成ホルモンであるインスリンの分泌を抑制する結果として痩せる、というものです。すなわち、血糖値を上げないことがこのダイエット法を成功させるためには重要なのです。
血糖値を上昇させる物質は糖質だけです。炭水化物というのは、糖質+その他の物質 (食物繊維など)から構成されているので、血糖値を上げない目的のためには全てのの炭水化物を制限するのではなく、糖質を制限するだけで十分なのです。
少し難しい話になりましたが、要するに、炭水化物ダイエットを実施・成功させるためには糖質0商品は活用できるということです。糖質0に関しても、たんぱく質や脂質など他のエネルギー産生成分に関しては含まれている可能性はありますので、いくら食べても太らない、というわけにはいきませんが、少なくとも何も書かれていない商品よりはカロリーが低いことが多いようですので、カロリーの低い商品を探す際の参考にしましょう。
【糖類0と糖質0どっちがいいの?】
まず、炭水化物と糖類、糖質との関係です。炭水化物とは、糖質にその他の物質、例えば食物繊維などの総称です。また、糖質は糖類にでんぷんなどの多糖類を加えた物質の総称です。そのため、糖質が0であれば糖類も0です。逆は違います。
糖類0と糖質0であれば糖質0を選ぶべきです。
しかし、糖質が0であってもカロリーはあります。これはたんぱく質や脂質などは含まれるためです。ですから、いくら食べても太らないというわけではありません。但し、糖質0は炭水化物ダイエットでは役に立つ食品ですし、何も表示されていない食品よりもカロリーが低い場合が多いのが事実です。また、これは糖類0でも同様です。ですから、これらの表示はカロリーの低い食品を選ぶ際の一つの目安とするのが良いでしょう。
【糖類0と糖質0の違いまとめ】
いかがでしたか?【糖類0と糖質0の違い】ダイエット中は気をつけたい食品表示の罠についてご紹介しました。糖類と、糖質の違いを知ってダイエットに役立ててみてくださいね!